似て非なる

日常や資格試験勉強を優先していたため、創作活動が滞っておりました。
漫画のネームを進めようにも、どうも頭がついてこないので、ペン入れしたページの気になる箇所の作画修正をしながらリハビリをしています。
主な修正の対象は要祐です。
コイツは、ほんっと描きづらい。
男性キャラのデフォルトデザインというか、プレーンで目立った特徴が無いので、下手に小手先の誤魔化しが利きません。

また創作リハビリの一環で(作画の粗ばかり気になって仕方が無い)既刊『undo総集編』と『潮風~』『續・潮風~』を見直していました。
ぶっ通しで拙作を読むのは、なかなかのエネルギーを消費します。
が、ぶっ通しで読むことで、思わぬ発見もあったりします。
全く似て非なる『undo』の鷹野と『潮風~』の要祐に妙な共通している部分を見つけました。

①海を一望できる故郷に帰省する
②母親との関係性
③地元方言を喋るか否か
……などなど


『undo』の鷹野
鹿児島県奄美大島に里帰りして、SAN値削られて戻ってきます。

『潮風~』の要祐
広島県呉市に里帰りして、心がリセットされて戻ってきます。

まあ、描いている人間が自分である以上は共通項目は出てくると思いますが、リアルタイムで描いている時は全く意識していなかったので、正直びっくりしています。

鷹野に関しては自分自身の内面そのものだったり、角田光代や町田そのこの小説の主人公っぽくなるイメージで描いていました。


要祐は構想と執筆期間が被っている『純正ロマンチスト』の暴君・楓に非常に近いです。
「元気な不治の病の患者」という。
(日本語バグっているが、そうとしか言いようがない)
要祐の正体は、転生した楓なんじゃないか疑惑が常にあります。

こうもかけ離れた二者に、陰と陽の対照的な共通点を見出して、何とも不思議な感覚でした。

2024/10/01追記
過去フォルダをあさっていたら、大昔の過去記事にも掲載した『undo』の初期イメージボードが出てきました。


この時点で既に彼(ら?)の立ち位置が決まっていたみたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください